葉酸 流産 防ぐ

『葉酸』流産のリスクを軽減する効果とは?

葉酸サプリと流産の関係

妊娠すると『葉酸』を摂取するようにと指導されると思いますが、実は妊娠前から摂取すると流産のリスクの軽減になるんです。

 

葉酸の効果について知った上で早くから摂取することで、妊娠中の不安を減らすことにもなるのではないでしょうか。

 

葉酸には、流産のリスクを低減する効果もある!

流産とは?またその原因となるもの

流産とは、妊娠22週(妊娠6か月)未満に妊娠が続けられなくなることを言います。
特に胎盤が作られる過程の12週までに起こることが多い。流産の半数は、赤ちゃん側に原因がある事がほとんど。

 

  • 先天性異常(二分脊椎、無脳症、ダウン症、口蓋裂)

赤ちゃんが生まれる前に生じてしまう身体的な異常のこと。流産の多くは染色体異常が発生していることが多い。妊娠中に十分な栄養を摂る事が予防になるといわれていて“葉酸”の摂取が推奨されています。

 

  • 受精卵の染色体異常⇒流産やダウン症に繋がる

 

精子の染色体異常

葉酸を受精の3か月前に摂取することで、男性の精子の染色体異常のリスクを30%軽減する効果があります。

 

老化した卵子⇒流産率が高くなる!

葉酸には、“卵子の老化を防ぐ効果”がある! 年齢と共に、卵子は老化するのを知っていますか?
老化した卵子が受精すると、染色体異常が起こりやすくなり、流産率が高くなります。

 

  • 子宮内膜症⇒流産の確立が2倍になる!

葉酸は“子宮内膜の強化する効果”があり、子宮内膜症予防に繋がります。子宮内膜症は20〜30代の女性に多く、流産、不妊の原因にもなります。

 

なぜ葉酸が流産のリスクを減らせるの?

葉酸は、ビタミンB群のひとつ。妊娠中に葉酸の摂取がとても大切であると注目されているのには、訳があります。
葉酸は、細胞分裂に不可欠な栄養素で、妊娠初期はまさに細胞分裂が沢山行われます。葉酸の不足は、細胞分裂に影響し、正常な成長ができなくなる可能性があります。

 

葉酸が不足する=正常な細胞分裂ができなくなる可能性が高くなることで流産のリスクが上がってしまうのです。
逆を言えば、正常な細胞分裂ができるように葉酸を摂る事で流産のリスクが減ると言えるのです!

 

  • 流産の原因“神経管閉鎖障害”のリスクを下げる

 

・『神経管閉鎖障害』という症状は妊娠初期(妊娠4〜5週)に脳が作られる際に発症する。
妊娠1か月前から3か月の期間に葉酸を摂取することで『神経管閉鎖障害』発症リスクを70%下げると言われています。
日本では1万人に6人が発症していて『無脳症』『二分脊椎症』の総称。

 

・『無脳症』は名前の通り脳がない状態。
赤ちゃんの脳は妊娠6週までに作られます。妊娠6週というのは妊娠したことに気が付いていないことが多く、妊娠前から葉酸を摂取していないと気が付いたときにはすでに発症していたということもあります。
発症した赤ちゃんのほとんどが死産となります。無事に出産したとしても1週間以上生存することが難しいと言われています。

 

・『二分脊椎症』
脊椎の一部がつくられなかった状態。二分脊椎症の半数以上が水頭症を一緒に発症します。

 

このように葉酸には正常な細胞分裂ができるようサポートする効果があるため、特に細胞分裂の盛んな妊娠初期に摂取することが重要とされているのですが、細胞分裂は妊娠初期以降もずっと行われているんです。
つまり、妊娠中はずっと葉酸を摂取することで、赤ちゃんの成長をずっとサポートすることができます。

 

参考ページ:厚生労働省『葉酸とサプリメントー神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果』

 

葉酸はサプリメントを利用して摂取しましょう!

 

  • いつから?どれくらい?

⇒妊娠1か月前から1日0.4mg摂取することが望ましい
(厚生労働省の日本人の食事摂取基準より)

 

  • いつまで?

⇒産後、授乳中も必要な栄養素です!
妊娠初期だけ葉酸を摂取する妊婦さんが多いのですが、産後、授乳中もママが葉酸をとることで母乳から赤ちゃんは栄養を摂取することができます。

 

  • ミルクを飲ませるので産後はいらない?

⇒母乳育児でなく、ミルクの場合はママが摂取することで赤ちゃんへの影響はありません。
しかし、葉酸には子宮がんの予防や貧血予防、心臓病予防、粘膜強化などの効果もありますし、新陳代謝を助ける働きがあるので肌トラブル改善にも効果的なので引き続き摂取したい栄養なのです。

 

  • 葉酸を含む食品は?

⇒葉酸は、野菜に多く含まれモロヘイヤやパセリ、ブロッコリー、ほうれん草などに含まれていますが熱に弱いのが注意点です。茹でたり、炒めたり調理をしているとどうしても葉酸の数が減ってしまいます。
また、水にも弱く、水にふれることで溶けだしてしまうので調理に不向きな栄養で不足しがちなのです。

 

  • サプリメントで摂取するメリットは?

⇒サプリメントを利用することで確実に葉酸を摂取することができる。厚生労働省も不足しがちな葉酸をサプリメントでの摂取を推奨しています。
他の栄養素も一緒に摂れる商品もあります。(カルシウム入りや鉄分入りなど)つわり中で食事が摂れない時も飲みやすい、また葉酸にはつわりの症状を軽減する効果もあると言われています。

 

  • 食品からの摂取は必要ない?

⇒サプリメントはあくまでも補助するためのもの。
厚生労働省の定める1日の葉酸摂取量の目安はバランスの良い食事を摂ったうえでの数値です。つまり、葉酸も含め、栄養バランスの良い食事を心がけたうえでサプリメントを利用しましょう。

 

葉酸と流産のまとめ

葉酸は、私たちにとって欠かせない栄養素。

 

赤ちゃんの健康を思えば、妊娠前の段階から摂り入れるべき栄養素だということがわかりました。

 

葉酸を摂取する為に、葉酸を含む食品ばかりを沢山食べるのは簡単ではありませんし、 偏った食事になってしまう可能性もあります。

 

そこでサプリメントで補うことが推奨されているのではないでしょうか。サプリメントで葉酸を摂りつつ、バランスの良い食事を心がけ、健康でいることが安産への大切なベースづくりになるのです。

 

参考記事